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エンデミックに向けて動きが交錯する投資市場【資産運用ビジネス特集②】

2022.7.26|業界の知識を深める

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2020年春から本格化した新型コロナウイルスの感染拡大は、感染状況の悪化と改善を繰り返しながら、ここにきてようやく出口が見えつつある。
コロナ前までは好調であった東京のオフィス賃貸市場は、コロナ禍による需要の減退の影響で、市況は反転し後退局面に入ったが、今年に入り方向感が見いだしにくい動きが続く。
折しも、欧米等では需要急回復によるインフレが起こり、金融政策にも影響を与えている。
そこにウクライナの問題が重なるなど先行きの不透明感は増している。
世界が〝パンデミック〟から〝エンデミック〟に向かう中、東京のオフィス賃貸市場の中期見通しについて考察する。
(一般財団法人日本不動産研究所 研究部長・国際部長 山下誠之)



全国主要都市の賃貸市場


ここまでは東京の賃貸市場をみてきたが、ここでコロナ禍において全国主要都市の賃貸市場の動きをみてみたい。三鬼商事の調査データをもとに、各都市の平均賃料に稼働率を乗じて計算した実効賃料の推移を示したものが図表4である。