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人とペットが共に快適、安心して暮らせる住宅への関心高まる ~その1~

2021.4.26|業界の知識を深める

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ペットは〝家族〟の時代

室内飼育は8割、室内環境の重要性高まる


生活に癒しや安らぎを与えてくれる存在のペットは、少子高齢化が進む中において家族の一員として位置付けられるようになった。室内飼育も8割に上り、人とペットが共に、快適かつ安心して暮らせる住宅への関心が高まっている。一方で、集合住宅での飼育の増加や災害時の同行避難などから、地域社会との関わり方を考える必要も出てきている。(ライター 玉城麻子)


法改正で飼い主責任を明確化

少子高齢化が進む中、ペットと人間の関係も大きく様変わりした。「愛玩動物」から、共に生活する「家族」となり、なくてはならない存在となったペット。

一方で、多頭飼育や安易な飼育による殺処分頭数の増加、近隣住民とのトラブル、また、ペット自身の高齢化など、課題も増えてきている。

こういった事情を背景として、19年6月に「動物の愛護及び管理に関する法律」(動物愛護管理法)が改正され、20年6月から順次施行となった。

今回の改正では、①幼齢動物の8週(56日)齢規制(販売制限)、②マイクロチップの装着義務化、③動物殺傷罪の罰則強化(最高懲役5年・罰金500万円に引き上げ)――などを新たに規定。飼育放棄や虐待などを行った場合だけでなく、ペットが飼えなくなり人気のない場所に捨てた場合にも、従来の罰金刑(100万円以下)に加え懲役刑(1年以下)が科せられることになった。

また、マイクロチップについては、飼い主としての所有責任の意味合いが大きいものの、登録番号をもとに飼い主や連絡先などがデータベースで検索できるようになるため、迷子や災害、盗難に遭っても飼い主のもとに戻りやすいというメリットがある(写真1)。